事故後417日 弁護士と面談
後遺障害診断書を病院で作成してもらうにあたり、どうやって書いてもらったらよいのか、など、わからないことが多く、電話で弁護士さんを質問攻めにしたところ、面談しましょうということになった。
まずは、面談に向けて疑問や不安を整理整頓。
自分の体に残った傷や痛みを診断書にはっきり、正しく記録してもわらないと、納得のいく補償がされない。
しかし、ただ普通に医者に書類を渡して、「書いてください」とお願いしても、痛みの箇所のことを触れずに書かれたり、不足がある場合が多いらしい。
医者は、患者さんの痛みを取り除く、病気を治すことが仕事で、治せなかったことに対して書面に残すということは不本意なのだと思う。
それは、自分でも十分わかっているので、診察が終わって、さらに書類作りの時間を作っていただくのだから、できるだけ手を煩わせずに書いてもらう、ということを意識しようと思った。
私は、整形外科と皮膚科にかかっていたので、
・整形外科は、入院した総合病院と、退院後リハビリに通っていた整形外科医院
・皮膚科は、入院した総合病院
以上の、3通書いてもらうことになる。
後遺障害診断書を作成してもらうにあたり、ポイントは、
・治療を続けても治らなかった今、どんな症状が残っているのか
・症状はどこまで改善するのか
・今後残る症状にはどんなものがあるのか
というところ。普通に個人的にも気になる。
整形外科の範囲で、私がいちばん気になるのが、腸骨の骨折部分と、仙腸関節骨折部分。
長時間座っていると、そけい部が痛くなってくる。さらに、お尻の上の部分も、ツーンとした痛みが走る。
腸骨は、痩せている人なら骨の形が体にも現れる。(スレンダーなモデルさんの水着姿なんかを見ると、そこが折れてしまう想像をするようになってしまった)腸骨部分がものに触れたり、衣服のキツさによってはさらに痛みが増す。
そして、右足膝の内側に残る痛み。神経痛とみられる。外見上はなにも傷ついていないし膝の曲げ伸ばしは全く問題がないが、歩いていて足が地面に着地する振動で痛みが走る。しかも時々、何もしていないのにビリビリ刺激が走ったりする。
さらには、骨盤を骨折したことによる、妊娠・出産への不安。
入院中に産婦人科で検査をしたところ、子宮や卵巣の位置は正常だった。(ところが、事故で負った傷よりも、年齢的な事を指摘されてしまい、そっちを心配しなさいということだった。そういえば、30代後半に突入していた……)
だが、リハビリを受けていた整形外科では、仙腸関節の骨の癒合具合によっては、産道を邪魔して赤ちゃんが通れないので、帝王切開になる可能性が高いでしょう、と言われた。
主治医によると、今、産婦人科では危険な分娩をしたがらず、少しでも心配があれば帝王切開にする傾向にあるそうだ。
皮膚科においては、もとは頭に円形脱毛症ができていたことから通院していたので、今後毛が生えてくるのか、ということ。そして、手術痕、傷の縫合痕がどういう状態になるのか、ということ。
どんな検査を受けたらいいのか、なんて言えばいいのか。何度も書き直してもらうわけにはいかないので、”失敗は許されない”と、変なプレッシャーを感じる。
自分は弁護士さんに相談できる環境にいるので、それほど心配はいらないはずなのだが、気持ちはなんとなく、重くなっている。