事故後431日 仕事に復帰
症状固定をすると、保険会社からの治療費支払い、が打ち切られます。
それと同時に、仕事を休んでいた間の休業損害も打ち切られます。
いよいよ、社会復帰です。
私は、地方の中小企業で事務職をしていました(正社員)
復帰日を決めるにあたり、社長に相談をして一日の勤務時間や出勤日数、
給与の計算方法などを確認しました。
会社は、私の状況をとても気遣ってくれ、体調が悪ければどんどん途中で帰ってもいいし、何かあれば我慢しないで相談するよう、と、言ってくれました。フルタイム勤務に戻るタイミングも、体調次第で決めていいということでした。
自分が休んでいる間に業務を全部被っていてくれた後輩から、少しづつ私に戻ってくる業務の説明を受けました。
後輩は、もう部署内では中心になって仕事を回している存在へと成長していました。なんとなく、立場が逆転している印象です。
無理もありません。もともとギリギリの人数で仕事をしていたのに、一人かけてしまったので。相当な経験を積んできてるはず。感謝と、申し訳ない気持ちになりました。
仕事への復帰に関しては、弁護士先生から、慎重に決めるように、と言われていました。
一度復帰して休業損害が打ち切りになった後に、体調が悪化したからと再び休業する場合、休業損害復活を認めてもらうのは難しいそうです。
ただ、本当に大丈夫?と、聞かれても自信を持って100%大丈夫!とは、言えないです。やってみないと、わからないことです。
リハビリの先生は、仕事し始めたら治っちゃうかもしれないですよ、なんて、言っていましたが、励ましてくれるのはいいのですが、そんなに単純じゃないだろ?と、思いました。
無理しなくていいと言われても、お客様の前では通用しませんし、デスクワーク中心、座る時間が長くなることに不安はつのります。また、心理的なストレスもかかる(体調においても、仕事や人間関係において)ので、もう心配だらけです。
ストレスといえば、まだこれから示談について、色々考えなければならないこともあるでしょう。
と、言っても、いつまでも怖がってはいられません。
実際、家で過ごす日常生活はほぼ問題ないので、やはり、生きていくためには働かねば!
そして、不慮の事故とはいえ、1年以上も休んでいたのに籍を残しておいてくれ、戻る場所を与えてくれた会社にも感謝です。被害者の中には、解雇されてしまう方もいらっしゃるので(実際、病院に通っていてそういう方と少しお話をしました)
桜舞う季節、には少し早いですが、事故直後はまったく想像もできなかった、仕事復帰。
嬉しいです。が!ああ、あのストレスも戻ってくるのか~(苦笑)
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テキストを買って、ノートを用意しました。
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事故で病院に運ばれてからしばらくは、いつ退院できるかもわからない状況でした。
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ちょっと気持ちがたるんでも、毎日のように届くメールのおかげで嫌でも意識せざるを得ません。これがとても励みになり、とてもお世話になりました。試験を受ける気はなくても、読んでいるだけでためになると思います。
毎日一時間は勉強の時間に充てる、という目標を立てて、9月の試験での合格を目指すことにしました。
学生時代に戻ったようで張り合いが出ます!
大人になってからの方が、勉強したい気持ちがわいているような気がします。子供の頃は、勉強はイヤイヤさせられるもの、って、思ってたからな。
事故後417日 面談当日
弁護士事務所。まさか自分が依頼主として行くことになるとは、全く予想もできないことだった。
それにしても、自動車保険に弁護士費用特約がついていて、ほんとうに良かった。
なかったら、自分で保険会社の担当と交渉して、自分で調べて、なんてことできない!とは言ってもやらなければならないのでやっていただろうけど、とてもじゃないけど精神的に参って、ケガの回復どころではなかったと思う。
(ちなみに、自分の車ではなく、父の会社の団体保険で入っている家族の車での保険。しかも、そんな特約つけた覚えはないと両親は言っていて、おそらく言われるがままにハイハイ、って付けた特約だったらしい。弁護士費用特約は、家族の入っている自動車保険でも、使えることがあるんです。ありがとう、父!母!)
私が特に心配をしていることは、
・将来、事故によるケガが原因で別な病気や症状を引き起こさないか
・出産の際に危険ではないか
ということだ。
出産に関しては、正常分娩が難しいと医者に言われたならば、きちんと記入してもらうようアドバイスがあった。
もうひとつ、カギになりそうなことがある。
リハビリに通っていた病院の医者からは、「偽関節」があると言われた。
ニセの関節!?書いたとおりに受け取るとそうなるけど、自分の体にニセの関節が出来ているような感覚はない、、、が、どういうことなんだろう。
どこの部分が偽関節になっているのかは確認していなかったので、この点も聞いてから記載してもらう。
他にも、
・両足の長さを測ってもらう
・関節の可動域を測ってもらう
・神経検査をしてもらう
・傷の面積を測ってもらう
という確認をして、およそ2時間ほどの相談を終えた。
まずは、毎週リハビリに通っていた病院で書いてもらうことにした。おそらく、何か月かに1回しか診察していない総合病院より、日ごろ診てくれる病院のほうが詳しく書いてくれそうなので、そこでどんなことを書かれるのかを参考にしたいと、私も弁護士さんも考えたからだ。
どの部分が偽関節なのか?気になる!
あ、そして。
診断書を書いてもらう頃には、仕事に復帰だ。
きっかけは、事故
今週のお題「私がブログを始めたきっかけ」
事故に遭って入院することになり、看護師さんから、
「闘病日記書いてる人、結構いるんだよ。だからって、ブログに傷口まで載せちゃうのは、やりすぎだと思うけどね(笑)」
という話を聞いたからです。
おぞぞ~!さすがに傷口はナイです!
入院中は自由な時間もたくさんあったし、こんな経験二度とできないと思ったので、今の思いを残せたらいいな。
そして、疑問や不安をネットでたくさん検索して、たくさんの事故体験記ブログを読ませていただいたのもあります。いろんなケースがあって、みなさん様々な思いを抱えているんだな、と思いました。
そして、みなさんにはみなさんだけの、私には私だけの解決法がある、と思ったので、少しでも誰かの参考になれば、と考えるようになりました。
ただ、書く内容が重かったり、表現に頭をひねりすぎることが多く、なかなか筆(指?)が進みません。
書くことにプレッシャーを感じているのは、間違いないです。
ただ、必ず完結させなくては!いやさせたい!ことなので、ここで始めた時の頃を思い出して、少し肩の力を抜いてみようかと思いました。
初めてお題をもとに書いてみました。
いいお題をありがとうございました。
そして、なかなか更新されないこの記録を読んでくださり、ありがとうございます。さらっとでも、うれしい限りです。
事故後417日 弁護士と面談
後遺障害診断書を病院で作成してもらうにあたり、どうやって書いてもらったらよいのか、など、わからないことが多く、電話で弁護士さんを質問攻めにしたところ、面談しましょうということになった。
まずは、面談に向けて疑問や不安を整理整頓。
自分の体に残った傷や痛みを診断書にはっきり、正しく記録してもわらないと、納得のいく補償がされない。
しかし、ただ普通に医者に書類を渡して、「書いてください」とお願いしても、痛みの箇所のことを触れずに書かれたり、不足がある場合が多いらしい。
医者は、患者さんの痛みを取り除く、病気を治すことが仕事で、治せなかったことに対して書面に残すということは不本意なのだと思う。
それは、自分でも十分わかっているので、診察が終わって、さらに書類作りの時間を作っていただくのだから、できるだけ手を煩わせずに書いてもらう、ということを意識しようと思った。
私は、整形外科と皮膚科にかかっていたので、
・整形外科は、入院した総合病院と、退院後リハビリに通っていた整形外科医院
・皮膚科は、入院した総合病院
以上の、3通書いてもらうことになる。
後遺障害診断書を作成してもらうにあたり、ポイントは、
・治療を続けても治らなかった今、どんな症状が残っているのか
・症状はどこまで改善するのか
・今後残る症状にはどんなものがあるのか
というところ。普通に個人的にも気になる。
整形外科の範囲で、私がいちばん気になるのが、腸骨の骨折部分と、仙腸関節骨折部分。
長時間座っていると、そけい部が痛くなってくる。さらに、お尻の上の部分も、ツーンとした痛みが走る。
腸骨は、痩せている人なら骨の形が体にも現れる。(スレンダーなモデルさんの水着姿なんかを見ると、そこが折れてしまう想像をするようになってしまった)腸骨部分がものに触れたり、衣服のキツさによってはさらに痛みが増す。
そして、右足膝の内側に残る痛み。神経痛とみられる。外見上はなにも傷ついていないし膝の曲げ伸ばしは全く問題がないが、歩いていて足が地面に着地する振動で痛みが走る。しかも時々、何もしていないのにビリビリ刺激が走ったりする。
さらには、骨盤を骨折したことによる、妊娠・出産への不安。
入院中に産婦人科で検査をしたところ、子宮や卵巣の位置は正常だった。(ところが、事故で負った傷よりも、年齢的な事を指摘されてしまい、そっちを心配しなさいということだった。そういえば、30代後半に突入していた……)
だが、リハビリを受けていた整形外科では、仙腸関節の骨の癒合具合によっては、産道を邪魔して赤ちゃんが通れないので、帝王切開になる可能性が高いでしょう、と言われた。
主治医によると、今、産婦人科では危険な分娩をしたがらず、少しでも心配があれば帝王切開にする傾向にあるそうだ。
皮膚科においては、もとは頭に円形脱毛症ができていたことから通院していたので、今後毛が生えてくるのか、ということ。そして、手術痕、傷の縫合痕がどういう状態になるのか、ということ。
どんな検査を受けたらいいのか、なんて言えばいいのか。何度も書き直してもらうわけにはいかないので、”失敗は許されない”と、変なプレッシャーを感じる。
自分は弁護士さんに相談できる環境にいるので、それほど心配はいらないはずなのだが、気持ちはなんとなく、重くなっている。
事故後400日 症状固定日が延びた
会社に連絡し、復帰日や今後の働き方を話し合おう、ということになった翌日、弁護士さんから連絡が入る。
「交渉して、症状固定日と休業損害打ち切りを2月末日に延ばしました」
とのこと。
1月いっぱいと言われていた症状固定と休業損害打ち切りが、1ヶ月延びた。
おお!弁護士に依頼した効果だ!というのを、わかりやすく実感できた。
けど、体の回復具合が無視されているような気もした。
ケガが治るまで治療費を請求することは無理だとわかっていても。
どこかで、区切りをつけないといけないと知ってはいても。
治っていようがいまいが、2月いっぱいで保険会社からの治療費の負担はなくなる。ということなのだ。
急に治療費と休業損害が打ち切りになって、仕事復帰しなければならない状況に陥り、困惑している私を見かねて弁護士さんが交渉してくれたんだろうか?。ありがたいことだ。
ゆっくり体のことを優先できるのも、あとわずかとなった。
仕事に復帰するまでのわずかな時間で、確認することがたくさんある。
診断書をどうやって書いてもらうのか?どんな心構えでいればいいのか?いったいどのくらいのつぐないをしてもらえるのか?
いったん仕事に復帰すれば、事故のことに時間を割くのが難しくなりそうだ。
きっと体に負担がかかり精神的にもきつくなりそうだ。
ああ、長かった治療の日々が終わろうとしている。
けど、いつ決着がつくのか見えなかった解決の日が近づいている。もんもんとしていた気持ちが少し軽くなった。
着地点は、どうなるのかな…?