交通事故に遭ってしまった!体験記

平凡なみそじOLを襲った「不幸の宝くじ」。経験も知識もないけど、納得のいく解決までの記録です。

事故後387日 リハビリは続けられる?

総合病院から症状固定されてしまった翌日、早速リハビリに通っている整形外科に行った。
弁護士から、早めに指示を受けた方がいいと言われたからだ。

整形外科の医師は、少し見解が違った。
リハビリは、昨年の3月から通いだしたので、治療は基本的に1年。ということでいくと、3月まではリハビリに通える、ということだった。

リハビリは、開始した直後なら効果が上がってくるが、続けていくと次第に効果もなくなってくる。
私に関しても、治療効果はそろそろ変わらなくなる状態に近づいているそうだ。
痛みが30から20に減っても、0になるのは難しい。付き合っていかなければならない。
それは、分かっているのだが、まだ、自分の気持ちとしては病院に通っていないと不安がある。見守っていてもらいたい。

結局は、体の治り具合ではなくて期間で決められるのだな、ということは飲み込むことにした。悲しいけど、どこかで「おとしどころ」をつけないといけないのだ。


そして、こうも言われた。
手術をした大病院と、アフターケアをする病院の役割は違う。
そちらの病院では、正直もう、することはないのだろう。それなら、症状固定は致し方ないとは思うと。
確かに、総合病院では、たまにレントゲンを撮って問診をするのみだった。
見捨てられた、と、感じてしまったが、言われてみれば、日々リハビリに通っている病院の方が私の状況を把握してくれている。

総合病院には、命を救ってもらった。医師や看護師からは、それでいいじゃないかという雰囲気も感じ取れた。

交通事故で、体の一部をなくしてしまう、不自由になってしまう、それどころか亡くなってしまう人もいる中、生かしてもらって歩けるまでに回復したのだから、それ以上望むことがあるのだろうか?と、考えることもある。
しかし、こんなことがなければ悩まずに済んだこと、痛み、費やさなければならなかった時間を思うと、納得いかない気持ちがある。
この先も、傷や痛みのせいで罹患リスクの上がる病気もある。結婚、出産、子育て、老後。この先の生き方を考え直さなければならなくなった。
大なり小なり、私は被害者。


リハビリには引き続き通えることになったので安心した。
しかし、それも長くはないので、いよいよ示談に向けて保険会社との交渉が始まる。